2025年4月20日・・・キリストはよみがえり救いが広がった
こう言われた。「次のように書いてあります。『キリストは苦しみを受け、三日・・・目に死人の中からよみがえり、その名によって、罪の赦しを得させる悔い改めが、あらゆる国の人々に宣べ伝えられる。』エルサレムから開始して、あなたがたは、これらのことの証人となります。ルカ24:46-48
《キリストの十字架と復活はあらかじめ預言されていました》
キリスト誕生の700年前に記された旧約聖書の預言イザヤ書53章に、キリストの受難について詳細な予告がされています。信じられない事だが、救い主は貧しい者として生れ育った。この方は正しい方で、私たちのために労されたのに、私たちは神に打たれたのだと考え、尊ばなかったと(1-4節)。そして救い主の死は私たちのためだった。主は私たちすべての咎を彼に負わせた......彼は苦しんだが黙し、絶たれた。彼は犯罪人として葬られるところ、富む者の墓に葬られた。
さらに、神の計画が彼によって実現した。この犠牲の死の後、彼は生きて人々に罪の解決をもたらし、とりなしをする、と。
《この預言の通りに、十字架で死なれよみがえりました》
この預言を成就するためにキリストは誕生し、十字架に向かわれます。キリストは、ご自身が、「仕えられるためではなく仕えるために、また多くの人のための贖いの代価として、自分のいのちを与える」ことだと教え(マタイ20:28)、自身の十字架と復活を繰り返し予告しました。キリストは、これから起こる自身の死の様子を詳細に予告し、その通りになりました(マタイ20:18-19)。こうしてキリストは無実の罪で十字架にかけられ、人々のためにとりなしながら、自ら死なれました。キリストの遺体は、議員のヨセフやニコデモにより岩をくりぬいた新しい墓に納められました。そしてキリストは、預言の通り三日・・・目によみがえります。キリストは大勢の人に生きておられる自身を示しました。エマオの途上の二人の弟子、失意のペテロ、弟子たちが同席している部屋に現われ、自身が生きていることを様々な証拠を示して弟子たちに判らせました(37-43)。主は自身のみわざと十字架と復活、これからの救いの広がりは聖書の預言の成就だと教え、聖書を悟らせて確信を与えました(44-48)。
《十字架と復活は、罪の赦しをもたらす悔い改めをもたらします》
復活したキリストは、自身の救いがエルサレムからあらゆる国に広がると告げました(45-48)。「罪の赦しを得させる悔い改め」がキリストの救いです。罪とは、本当の神が判らないために、良いことを願っているのに悪いことをしてしまい行き詰まる状態です(ローマ7:18-10)。罪の赦しとは、神との結びつきを回復され、この罪のもたらす苦しい報いから逃れ、神が味方になってくださることです。悔い改めとは、神のもとに向き直って、神のもとに行くことです。それだけで罪の赦しを得ます。十字架で、御子キリストは、私たちの罪の代価をすべて負ってくださいました。復活により罪と死に勝利したキリストが、立ち返った者に結びついて、神の愛と祝福で満たして守り導いてくださいます。ですから、「悔い改め」(=神のもとにたちかえる)るだけで、罪と死に勝利し、「永遠のいのち」(いつまでも神と共にある幸い)を与えられます(ヨハネ3:16)。