2025年4月6日・・・真理を知っているかが明白になる時
私がこのように書いてきたのは、あなたがたが真理を知らないからではなく、真理を知っているからです。また、偽りはすべて、真理から出ていないからです。1ヨハネ2:21(18-21)
信仰が本物であるか偽物であるかを明らかにしているこの箇所を通して、神がくださる本当の救いを確かめましょう。
《反キリストが現われていることは、終りの時代が来ている証拠です(18)》
記者ヨハネは「幼子たち」と呼びかけ、信じて間もない人々に「今は終わりの時」だと告げました。神の長い計画の中で、約束の救い主キリストが来られた時は、真の救いがもたらされ完成してゆく最終段階に入ったのです。やがて、偽預言者や偽キリストが現われ(マタイ24:5)、惑わしにより人の愛が冷えます。また福音が全世界に宣べ伝えられてから、天変地異、反キリストの働きが顕在化し、キリストが再び来て、最終戦争と千年に渡るキリストの統治の後に、最後の審きがなされて天国が完成します。反キリストとは?・・・御父、御子、(そして聖霊)が一つであり神であることを否定する者。彼らは、子なる神が人となって来られ、私たちすべての罪のために十字架で死なれ、よみがえられたことを、否定する者たちです(2:22)。反キリストの現われは負わりの時のしるしです。終りの時代の困難は救いの完成が近付く産みの苦しみです。あわてず、失望せず、期待して歩みましょう。《キリストを否定して教会を出て行く人は、元々仲間でなかったのです(:19)》
残念ながら「つまずき」(信仰をざせつさせてしまうこと)が避けられない、と主は教えました(マタイ18:7)。しかし仲間であったら信仰に留まっているはずですし、救われた者は、試練によって一時離れたとしても帰ってきます。しかし仲間のふりをして加わっていただけの者は、留まらないで出て行きます。反キリストの偽教師たちは、教会に入り込み、福音の教えの世の常識に合わない部分を排除したり曲げたりします。また聖書を作り物の物語としました。それは認めやすく受け入れやすいのですが、救いの大切な恵みである、罪の赦し・新生、永遠のいのち、天国の嗣業、最善の守りと導き、をもたらしません。偽教師の教えは、力ある神のわざをもたらさないので、りっぱに見えても力がなく、仲間を引き連れて教会から出て行くことになってしまいます。主に委ね、平安をいただいて、主のわざを続けましょう。《信じた人は聖霊が宿っているので真理を知っています(20-21)》
教会に留まるか留まらないかの分かれ目は、真理(正しく、信頼する者を失望させない)に結びついているか、いないかによります。真理は神と神のことば聖書にあります。この真理を、神は、御子キリストを遣わして私たちに示して下さいました(ヨハネ14:6,18:37)。キリストは、十字架と復活によって罪の赦しと永遠のいのちの救いを成し遂げ、天に挙げられました。そしてキリストが遣わした聖霊が、キリストを私たちに証しして御子を信じるように導き、私たちをキリストと結びつけてキリストを持つ者にしてくださったのです(ヨハネ15:26,16:13)。神に属することは、聖霊によってしか知ることはできません(1コリ2:10-15)。キリストを信じて聖霊によって真理を知る時、考え・性質・目標が真理である神に堅く結びつきます。その時、人は揺るがない確信と希望をもって歩み始めました。